poco a poco

新潟市西区にある坂場ピアノ教室のブログです。poco a poco(ポコ ア ポコ 少しずつ)自分のペースで音楽を楽しむ毎日を。

新年のご挨拶

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明けましておめでとうございます。
新潟市は昨日からぐんと冷え込み始めました。
雪がちらついたり、強風が吹いたりでなおさら寒く感じます。
冬本番はこれから。暖かくして過ごしたいですね。


さて、皆様年末年始はいかがお過ごしだったでしょうか。
私は仕事から離れ、しばしのんびりと過ごしました。


時々、意識的に空白や余白の多い時間を取るようにしています。
特別忙しくなくても、生活していると、次にあれをやろう、あ、これもしないと、といったふうに、隙間なく動いたり考えたりしてしまいます。
それが悪いわけではないのですが、ふわっと何かのアイデアが浮かんできたり、普段は気づかないような微かな心の機微や、あわいに漂う感覚を感じ取ったりということは、頭や体に空白がないとできないことなんですよね。


そういうものは、わかりやすく私たちの生活に役立ったりするものではないかもしれません。
でも、人生を彩り、日常に小さな明かりを灯してくれます。
ふとしたときに心に受かぶ問いに、答えへの道しるべを示してくれます。
音楽から陰影を感じ取り、感情を味わい、表現していくには必要なことです。
それが、感性を養うということなのだと思います。
音楽をやる上ではもちろん、生きていく中で、そういうささやかなものを大切にしたいと思っています。

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のんびりした時間をすごしたおかげで、気力も十分に養うことができました。
日常のレッスンを大切にしながら、来年度からのレッスン方針も練っていきたいと思います。
音楽も、教えるということも、どのくらい勉強しても果ては見えません。
だからこそ面白いのかもしれません。
今年もこつこつ改善を繰り返しながら、生徒さんたちが音楽を楽しむ一助となるよう努めていきたいと思います。
そして、私自身の音楽の勉強も進めていきたいと思います。


皆様にとって、音楽と素敵な関係を紡げる1年となりますように。
どうぞ、本年も坂場ピアノ教室をよろしくお願い申し上げます。

 

坂場ピアノ教室主宰  坂場孝子

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年の瀬

さて、12月も下旬になり、年の瀬となってきました。
街のあちこちでライトアップされたり、クリスマスツリーが飾られたりしていて華やかですね。

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りゅーとぴあのクリスマスツリー。2階ぶんほどの高さで壮観でした。


坂場ピアノ教室は今週で今年のレッスンが終わりです。
今年は発表会があり、初めてのコンクールに挑戦する生徒さんもいたりととても活気のある1年となりました。
生徒さんたちはそれぞれ学校に、仕事に、家事にと忙しい中練習を重ね、レッスンに通ってきてくれました。
本当にお疲れ様でした。

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年の最後のレッスンに生徒さんたちに渡しているプレゼント。喜んでいただけて私も嬉しいです。

 

また来年も生徒さんひとりひとりと誠実に向き合い、こつこつレッスンを重ねていきたいと思います。
来年もよろしくお願い致します。

 

皆様、どうぞ素敵な年末年始をお過ごしください。

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教材研究

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来春からのレッスン内容を見直すために、教材研究を始めました。
使う教材、何冊並行して使うか、その中でやる曲、順番、などなどを見直していく予定です。


生徒さんはひとりひとり違いますが、克服していく点は重なることが多いもの。
また、教える私の癖も出ます。
常に小さな改善は繰り返しているのですが、教室を開講して8年、大幅に見直してみようと思います。
こういう作業は大変ではあるのですが、楽しくもあります。
創意工夫って面白いものですものね。
生徒さんが楽しく、そして確実にピアノの技術を身に付けていけるように、こつこつ研究していきたいと思います。

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教室玄関に置いてあるマリッサホワイトという花が咲き始めました。

白い花が美しいです。

クリスマス時期のお花だそうです。

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寒くなってきました。雪がちらつく日も増えてきましたね。

皆様もどうぞお体にお気をつけ下さい。

 

師走

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師走に入りました。
新潟市はまだほとんど雪は降っていませんが、寒い日が続いています。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

坂場ピアノ教室は普段通りのレッスンですが、月2回の方の中には来週で今年のレッスンが最後の方もいらっしゃいます。
例年1年のレッスンの最後に、生徒さんたちにささやかなプレゼントを用意しています。
抜かりなくすでに手配済みです。ふふふ。
楽しみにしていただけたら嬉しいです。

 

風邪をひいている方が多くなってきました。
どうぞ皆様くれぐれもご自愛くださいませ。

発表会お手伝い

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先日、友人のピアノ教室の発表会のお手伝いに行ってきました。

 

今回は、アナウンスと講師演奏の連弾の相手を務めさせていただきました。
主宰の大塚久美子先生はいつもとても楽しく、抜群のセンスが素敵な方です。
今回の発表会も随所に先生のセンスやお人柄が表れていました。

 

発表会は、教室によってかなりカラーが違います。
プログラムの構成や生徒さんたちの演奏、会場内の様子。その全てに教室の雰囲気が表れます。
別の教室の発表会のお手伝いをすると、その違いがとても勉強になるんですね。
今回も、多くのことを学ばせていただきました。
次回の坂場ピアノ教室の発表会に活かしていこうと思います。

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会場の江南区文化会館はデザインに特色があり、とても素敵な会場でした。
ピアノはスタインウェイ。響きが美しかったです。
何かの機会に利用してみたいです。

先生も学ぶひとです

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生徒さんや保護者の皆様によく驚かれるのが、私が今もまだピアノのレッスンに通っていること。
ピアノ講師が普段どのような勉強をされているかは人それぞれだと思いますが、私は勉強の一環としてレッスンに通っています。

音楽の世界は果てしなく広く、果てしなく深いもの。
教える立場になっても年々学ばなければならないことが増えていると実感しています。
生徒さんに伝えることができるのは、自分の中の引き出しにあるものだけなんですね。
だから、その引き出しの数、中身をどんどん増やしていこうと思っているのです。

先生も、生徒さんたちと同じく学ぶ立場であることに変わりはありません。
一緒に楽しく音楽を学んでいきたいですね。

感性を育てる

感性、センス。
大事なものとされていますが、目には見えないもの。
繊細な心の動きを音楽で表現するには繊細な感性が必要になりますから、音楽でも大切になってきます。
生まれついて持っている人と、持っていない人がいると言われることも。
才能なんかは特にそう言われることが多いですね。
確かに、生まれながら持っているものは人によって違うかもしれません。
でも、先天的に持っているものはひとりひとり違っていても、後天的に育てていくことができるものだと私は思っています。

目に見えないものをどうやって育てるんでしょう?
それにはまず、多くのものを見て、聞いて、触れること。
本当に良いものはジャンルの垣根を越えて何かを伝える力がありますから、興味のあるものにはどんどん触れていくと良いと思います。
たくさんのものを見ていると、自分なりにいいと思うものと、そうでないものが出てきます。
その感覚が、センスと呼ばれるものです。センスはその方独自の個性であるとも言えます。
自分が感じるセンスを大事にして、音楽であれば演奏に込めたり、自分なりに表現したり、そしてまた新しい何かに触れたり。そうやって磨かれていくのだと思います。

そして、もうひとつ大事なのは、自分の中で感じたことを消化するゆとりを持つこと。
日々の忙しさや心配ごとで心がぎゅうぎゅうになっている場合、せっかくの感覚も心で花開くことは難しいです。
振り返る習慣、時間を持つこと。
私自身も気をつけています。

秋はあちこちで芸術の催し物が開催されていますね。
自分の中の感性を育てるために、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。