新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。
新潟市は昨日からぐんと冷え込み始めました。
雪がちらついたり、強風が吹いたりでなおさら寒く感じます。
冬本番はこれから。暖かくして過ごしたいですね。
さて、皆様年末年始はいかがお過ごしだったでしょうか。
私は仕事から離れ、しばしのんびりと過ごしました。
時々、意識的に空白や余白の多い時間を取るようにしています。
特別忙しくなくても、生活していると、次にあれをやろう、あ、これもしないと、といったふうに、隙間なく動いたり考えたりしてしまいます。
それが悪いわけではないのですが、ふわっと何かのアイデアが浮かんできたり、普段は気づかないような微かな心の機微や、あわいに漂う感覚を感じ取ったりということは、頭や体に空白がないとできないことなんですよね。
そういうものは、わかりやすく私たちの生活に役立ったりするものではないかもしれません。
でも、人生を彩り、日常に小さな明かりを灯してくれます。
ふとしたときに心に受かぶ問いに、答えへの道しるべを示してくれます。
音楽から陰影を感じ取り、感情を味わい、表現していくには必要なことです。
それが、感性を養うということなのだと思います。
音楽をやる上ではもちろん、生きていく中で、そういうささやかなものを大切にしたいと思っています。
のんびりした時間をすごしたおかげで、気力も十分に養うことができました。
日常のレッスンを大切にしながら、来年度からのレッスン方針も練っていきたいと思います。
音楽も、教えるということも、どのくらい勉強しても果ては見えません。
だからこそ面白いのかもしれません。
今年もこつこつ改善を繰り返しながら、生徒さんたちが音楽を楽しむ一助となるよう努めていきたいと思います。
そして、私自身の音楽の勉強も進めていきたいと思います。
皆様にとって、音楽と素敵な関係を紡げる1年となりますように。
どうぞ、本年も坂場ピアノ教室をよろしくお願い申し上げます。
坂場ピアノ教室主宰 坂場孝子