昨日はピティナピアノコンペティションというコンクールの課題曲セミナーに行ってきました。
講師は関本昌平先生。若手のとても実力のある先生です。
ピティナ(PTNA)は毎年夏に行われる全国規模のコンクール。
毎年生徒さんが出場しているというのもありますが、課題曲セミナーはとても勉強になります。
曲にはいろんな解釈があり、それぞれに元になる理由と楽曲の知識が必要となります。
それを吸収できるのがセミナーなのです。
関本先生のセミナーは、軽快でユーモラスな語り口のせいか、勉強になるだけでなく聞いていると楽しくなってきます。
そして、セミナーの中で弾かれる曲がとにかく美しい音色で、演奏をもっと聴きたくなるんですよね。
楽譜に忠実になるばかりでなく、曲全体、音楽全体を通して見て、アーティキュレーションやテンポ、曲の雰囲気を決めて演奏すること、という点に、なるほどーと納得しました。
一番印象に残ったのは、「誰でも弾けるところを、誰も弾けないほど美しく弾く」という言葉です。
どかんと胸に来ました。
うわわわ、確かにその通りです。
それがまさしく、数多の人たちが同じ楽譜を演奏するというクラシック音楽における、「オリジナリティ」というものです。
こんなにもわかりやすい言葉でオリジナリティについて説明されているのを初めて聴きました。
生徒さんたちにも教えようと思っています。
子供たちは今週から春休みに入りますね。
ラブラ万代にこのようなものが出現していました。
楽しい春休みになりますように。