ピアノの調律があったので内部を撮影してみました
今日は年に1回のピアノの調律の日です。
ピアノのメンテナンスは、定期的にピアノ専門の調律師の方にやっていただきます。
音の調整はもちろん、内部のメンテナンス、ピアノを置いている部屋の環境などの相談にも乗っていただけます。
調律師さんに来ていただいたので、内部の写真を撮らせてもらいました。
蓋が閉まっている状態。
鍵盤の蓋のみ開けた状態。
鍵盤の部分を引き出した状態。
普段この姿は見られません。
引き出していただいた時に、思わずおおおと感嘆の声が出ました。
近くで見てみます。
この精密な作り!
美しい音を出す楽器は作りも美しいですね。
横から見た状態。
こういうふうになっているんですね。ほー…
演奏会では蓋を開け、この状態にします。
ピアノの内部を見るとなぜかテンションが高まります。
内部の中心です。
ヤマハさんの意匠でしょうか。素敵ですね。
ほかのメーカーも見てみたいです。
いつも素敵な音楽を奏でてくれてありがとう。
生のピアノは、木を使って作られていることもあり、まるで生き物のようです。
湿度や温度、そして普段どれだけ弾いているかによっても、出てくる響きがずいぶん違います。
毎日弾いていると、その日によってピアノの調子が変わるのがわかるんですよね。
良い響きを保つためにも、定期的なメンテナンスはとても大切です。
調律が終わったあとのピアノの音は、心なしかすっきりクリアになったようです。
大切に弾いていきたいと思います。
レッスンノート活用中です
坂場ピアノ教室では今年の4月から、中学生までの生徒さんたちに「レッスンノート」を使っていただいています。
これは日々のレッスンや練習を記録するもので、1年間どれだけ進んだかを振り返ることができるものです。
使ってから半年がたち、私が想像していたよりもずっと生徒さんが素敵に使ってくれているので、写真を撮らせてもらいました。
かわいいシールをふんだんに使っていて素敵ですね。
練習するのが楽しみになります。
こちらは4月から毎日練習している生徒さんです。
きれいに色ぬりしてあってかわいらしいですね。
このほか、表紙にシールを貼ったりイラストを描いたり、終わった曲や教材を書く欄に記入するのを楽しみにしてくれている生徒さんが多いです。
生徒さんひとりひとり、自由に使って日々の練習に役立ててくれるのは製作者として嬉しい限り。
生徒さんが練習するのが楽しみになるような工夫を、これからもしていきたいと思います。
大人の生徒さんの発表会が終わりました
先週の日曜日、大人の生徒さんの発表会をスタジオスガマタさんで開催しました。
初めての会場ですが、ピアノがコンサートホールに置かれるフルコンサートモデルということもあって、とても楽しみにしていました。
普段なかなか演奏できないタイプのグランドピアノです。
生徒さんたちには開演前に指慣らしでリハーサルをしていただき、本番に臨んでいただきました。
今回は長めの曲を選ばれた方が多く、いつもよりもがっしりとしたプログラムだったように思います。
皆さん、緊張の面持ちで演奏されていました。
緊張してしまうと、どうしてもいつもはしないようなミスをしてしまいがちです。
でも、ミスをしないことを目指すのではなく、途中何が起こってもきちんと最後まで弾ききるということが音楽にとっては大切なことです。
あとは、できる限り楽しむこと。
生徒さんたちは皆さんそれぞれの持ち味を生かした素敵な演奏をされていました。
私は今回、バラキレフというロシアの作曲家の「ひばり」という曲を演奏しました。
響きを楽しみながら弾かせていただきました。
緊張の発表会のあとは、リラックスしてお茶会に。
場所を移して、ネルソンの庭で開催しました。
ケーキセットやお茶を囲み、音楽の話から人生の話まで和気あいあいと話に花が咲きました。
大人の生徒さんたちは年齢も立場もバラバラなので、そのぶん普段の生活にはない出会いがあるんですよね。
生徒さんのご友人たちにも参加していただき、素敵な会になったと思います。
発表会の写真を専門の方に頼んでいますので、できあがってからまた教室HPに詳しくまとめようと思っています。
もうしばしお待ちください。
出演された皆さま、本当にお疲れ様でした。
そして、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
発表会前のラストスパート
今週末に発表会を控え、大人の生徒さんたちはラストスパートに入りました。
皆さん、レッスンにはいつもよりも気合が入っています。
かく言う私も、講師演奏をしますので時間を取ってこつこつ練習しています。
時々生徒さんから「緊張しない方法はありますか?」と聞かれるのですが、良い答えはなかなか見つかりません。
緊張しない方法って、ないんですよねえ…
何百回と人前で弾いていますが、私は今でも緊張します。
緊張の度合いはその都度違っても、緊張しないで弾いたことはほとんどないような気がします。
それよりも、緊張の中でも人前で弾くことを楽しめればいいなと思っています。
いつもよりも良い楽器で弾けること。
会場の中で響いていく音色。
自分が演奏する音楽を楽しむこと。
五感に入ってくるものには、発表会でしか体感できないことがたくさんあります。
緊張して頭が真っ白になってしまう場合もありますが、そのぶんいつもよりも鮮やかに感じることができます。
人前で披露するためにいつもよりも丁寧に時間をかけて練習することもあり、技術の向上にもつながります。
そして、発表会ではほかの方の様々な演奏も聴けます。
1年、1年半に1度の、大きなサイクルで発表する機会があると、練習の励みになりますし、とても刺激になるんですね。
緊張しても、たとえミスしてしまっても、大きな問題ではありません。
生徒さんには、楽しんで演奏することを目指して発表会に出演していただけたらなと思っています。
生の音楽を聴く
前回のブログでも書いた、生徒さんに毎月1回お渡ししている教室便りには、毎回おすすめコンサートを1つご紹介しています。
そして、教室の一角にはコンサートのチラシを貼っています。
「この間、教室だよりに載っていたコンサートに行ってきました」
と時々教えてくださる生徒さんもいます。
現在、無料の動画サイトで気軽に音楽を聴けるようになりました。
ありとあらゆるジャンルの音楽を瞬時に検索することができ、しかも丸々全部聴けることも多いです。
私もよく利用しています。便利ですものね。
そういう時代だからこそ、生の演奏はどんどん価値が上がっていっているように思います。
アーティストと同じ空間を共有し、空気を通して伝わってくるのは、音だけではありません。
息遣い。緊張感。高揚感。生の楽器が奏でる、雄弁で、多彩な音色。
その場でしか体験することのできない何かが、コンサートやライブには必ずあります。
小さなお子さんは、音楽はよくわからなくても、最初は「楽器がかっこよかった」「ドレスがすてきだった」というところから興味を持つので十分だったりします。
それも音楽の楽しみの一部ですからね。
その場で音楽を体験することの楽しさは、言葉ではなかなか言い表せません。でも、確実に人生を豊かにしてくれます。
私自身もできる限りコンサートやライブに足を運ぼうと思っていますし、生徒さんにも体験していただけたらなという思いです。
秋はコンサートなどのイベントが多い時期です。
気軽に行ける料金やコンサート時間のものも揃っていますので、ご家族やご友人、またはおひとりでも、聴きに行ってみてはいかがでしょうか。