poco a poco

新潟市西区にある坂場ピアノ教室のブログです。poco a poco(ポコ ア ポコ 少しずつ)自分のペースで音楽を楽しむ毎日を。

教室便り「Poco a Poco ぽこ・あ・ぽこ通信」

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坂場ピアノ教室では、月に1回「Poco a Poco ぽこ・あ・ぽこ通信」という教室便りを配布しています。
今月でvol42となりました。


ピアノを弾く、聴くだけではなく、ほかに何か楽しむためのアプローチはないかなと考え、始めました。
私はパソコンでレイアウトを作るのが苦手なので、全て手書きです。
手書きですと、不思議と目に留めてくださる方が多いように思います。


内容は小学校高学年より上の方に向けて書いています。
これは、生徒さんだけではなくご家族の方にも楽しんでいただきたいから。
音楽は1人でも楽しめますが、誰かと一緒に楽しむこともできるものです。
ですから、「Poco a Poco」には話の種になりやすいネタをちょこちょこ入れております。

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演奏できるできないに関わらず、音楽を家族で共有し楽しめたら素敵なことだと思うのです。
その一助となればという気持ちでの教室便りです。


時々、生徒さん以外の方から「読みたい」と言われることがあって、印刷してお渡ししたり、原本をまとめたファイルをお見せしております。
ご希望の方は、遠慮なくお声掛けくださいね。

恩師の記念コンサート

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9月23日(土・祝)に、だいしホールにて、私の大学時代の恩師である鈴木賢太先生の新潟大学着任20周年記念コンサート「つむぐ音」が開催されました。


今回は鈴木先生だけではなく、卒業生から現役生までの15名の門下生と一緒のコンサートです。
私は今回、実行委員の1人として会に関わらせていただきました。

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私が大学を卒業してから15年が経ちます。
今でも大学時代の4年間は私にとって大切な時間であり、日々心の底でどっしりと私を支えてくれています。


鈴木先生から学んだことは数多くありますが、心に一番強く残っているのは、いつもまっすぐに音楽と向き合っておられる姿です。


音楽と向き合うということは、楽しいばかりではなく、時に辛い気持ちも伴います。


音楽は実際には厳しい競争の世界であること。
表現したいことに比べて自分の表現力や技術力の乏しさにぶつかってしまうこと。
日々の雑事に振り回されて、じっくり音楽と向き合う時間が限られてしまうこと。


音楽を始めてからもう30年が経つのですが、いつも自分が音楽という果てしない大海に漕ぎ出す小さな船のように感じる心許なさは消えません。


鈴木先生が同じ気持ちを持っているかどうか推し量るのは僭越に過ぎることですが、いつも真摯に音楽や生徒と向き合う先生の後ろ姿に、当時も、そして今も学び励まされ続けているように思うのです。


今回出演した門下生15名も、それぞれが日々何かを背負いながら音楽と向き合い続けています。
コンサートの演奏を聴きながら、その気持ちがこちらにも伝わってくるようで、静かにこみ上げてくるものがありました。


鈴木賢太先生の門下生になれたこと、同じ門下生の人たちと出会えたことを、心から嬉しく思います。


最近よく思うのは、音楽と向き合うのに、期限は決められていないということです。
それは、自分のペースでこつこつと積み重ねていけるということ。
鈴木先生から教わったことと共に、これからも日々音楽と向き合っていこうと思います。

大人の生徒さんの発表会まであと1か月

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坂場ピアノ教室では、大人の生徒さんの発表会までちょうどあと1か月となりました。
皆さん、今週のレッスンからぴりっと引き締まって来ています。
仕事にご家庭にとお忙しい中、皆さん時間を作ってこつこつ練習されています。
その取り組みには本当に頭の下がる思いです。


今年は初めての会場での発表会です。
生徒さんたちが緊張しながらも、日頃の練習の成果を楽しんで発表できる会にしていきたいと思います。
私も講師演奏をさせていただきます。
練習、頑張ります!

 

過去の発表会の様子はこちらからご覧いただけます。

2014 大人のための Piano Concert - 坂場ピアノ教室

2015 大人のための Piano Concert - 坂場ピアノ教室

 2016 大人のためのPiano Concert - 坂場ピアノ教室

 

 

 今日からシルバーウィークが始まるのですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
台風が来るそうですので、どうぞお気をつけ下さいませ。
素敵なお休みとなりますように。

サイバー攻撃

この度、全国のピアノ教室(自主登録制)を検索できるサイト「ピアノ教室.COM」さんのサーバーに海外からサイバー攻撃が入ったとのことで、そちらに投稿していた全てのピアノ教室の2014年12月以降のブログのデータが消失してしまったそうです。

坂場ピアノ教室もいつもお世話になっているサイト様です。


ブログデータの復旧は難しいとのこと。
大変なことですね…。


対応や対策に尽力しておられるピアノ教室.COMの皆様、並びに関係各所の皆様、本当にお疲れ様です。


坂場ピアノ教室のブログは、ピアノ教室.COMさんに載せていたものにさらに写真を加えて、こちらはてなブログさんでも投稿しておりましたので、少々ほっとしました。

大切なデータも、飛んでしまったらそれまでですものね。

バックアップやデータの保存など、自分で気をつけるべきところは気をつけ、あとはもう何かが起きてしまったら、その時にできることをやるしかないなと思います。

 

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話変わって、今日はとても綺麗な秋晴れの日ですね。

寒くなるまでの心地よい気候を思う存分楽しもうと思います。

新入会の生徒さんを募集しています

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9月になりました。
今年は涼しくなるのが早いため、過ごしやすい日が続いていますね。


さて、坂場ピアノ教室では、現在、新入会の生徒さんを募集しています。
春に入会される方も多いのですが、秋入会の方も多いです。

おかげさまで、8月後半より少しずつお問い合わせが入って来ております。


無料で体験レッスンも行っておりますので、教室やレッスンの様子、講師の雰囲気を知るためにぜひご活用ください。
お問い合わせのみのご連絡も大歓迎です。


レッスン概要やお月謝額の詳細、お問合わせ方法に関しては、お手数ですが教室HPをご覧くださいませ。

 

♪坂場ピアノ教室HPへようこそ♪ - 坂場ピアノ教室


新しい生徒さんとの出会いを心よりお待ちしております。

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夏休みが終わります

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中高生は先週あたりから、小学生は今週から学校が始まりますね。

保護者の皆様、お疲れ様でした。


どんな夏休みでしたでしょうか。
レッスンで生徒さんたちの夏休みの思い出を聞くのが楽しみな毎日です。


お土産などのお心遣いなども、ありがとうございます。
お母様に言われる前に、率先して私にお土産を買いたいといってくれた生徒さんのお話を聞いて、とてもとても嬉しい気持ちです。


のんびり過ごした生徒さんも、ご家族と旅行を楽しんだ生徒さんも、勉強や部活に励んだ生徒さんも、今年の夏の経験をどうぞ大切にしてください。


通常通りの日々が戻ってきますね。
芸術の秋がやって来ます。(食欲の秋も)
またこつこつと練習しながら音楽を楽しんでいきましょう。

「やる気が出ない」「曲が嫌い」「練習したくない」のそのときに

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先日、小学生の生徒さんがピアノの椅子に座るなり、「今日はやる気が出ないんです…」とぽつりとつぶやきました。
おやおやと思って「どうしてやる気が出ないの?」と聞いてみたら、レッスンに来た曜日がその子にとってあまり綺麗な色のイメージではないからとのこと。
金と黒が混じった暗い色なのだそうです。
なんて面白い。
と思って別の曜日の色のイメージも聞いていたら、話し終えて満足したのか、きりっとレッスンに集中し始めました。


そのまた別の日。
先ほどの生徒さんとはまた別の小学生の生徒さんが、今やっている曲が好きになれないと言ったので、「どういう曲が好きなの?」と聞いてみたら、それはもう事細かく好きな曲の特徴を教えてくれました。
同時に、今やっている曲のどこが好きになれないかも話してくれました。
「うん、◯◯ちゃんがどうしてこの曲が好きじゃないのかよくわかったよ。相性が良くなかったり嫌いな曲もあるよね。でも、この曲はここのテクニックを勉強するのにとても大事な曲だから、とばせないんだ。これが終わったら、好きな曲をやろうね」
納得してくれたのか、次の週のレッスンではきちんと練習してきてくれたので、無事に合格となりました。


やる気が出ない。
曲が嫌い。
練習したくない。


レッスンを続けていたら必ず遭遇する生徒さんの本音です。


ピアノ講師になりたての頃は、生徒さんのそういう気持ちに出会うたびに焦ってなだめたりすかしたりと大慌てでしたけど、最近は、そうなんだねと受け止められるようになってきました。


だって無理ないことですもの。大人だってそう思うことはいくらでもあります。私もよくあります。
いつもいつもやる気があって練習大好きという人はそうそういるものではありません。


どう対処するかは生徒さんによっても違いますし、ケースバイケースでその時によって違いますが、いつも心がけていることは、まずは生徒さんの気持ちを否定しないということです。


子供は、練習しなければならないことも、きちんとレッスンに臨まなければならないこともよく知っています。
でもできない。したくない。
それが、良くないことだということも知っているんですね。


それを、頭ごなしに叱って無理にやらせても、その場は良くてもそのうち生徒さんの心は離れていきます。
反対にご機嫌とりに走っても、生徒さんの信頼を失っていくだけです。


どうしてそう思うのか。その理由に、大切なことがぎゅっと詰まっている気がするのです。


ただ気分に振り回されているだけと言う場合も多くあります。
でも、淡々と自分の気持ちを聞いてもらえると、落ち着く生徒さんは多いんですね。


いやだ、という気持ちをまずは生徒さん本人と一緒に受け止めて、じゃあどうしようか、と次を考えていこうと思っています。
なかなかうまくいかない日もあるのですが、そういう日は深刻になりすぎず、笑顔でレッスンが終わるように心がけています。


人間ですから、マイナスの気持ちというものは必ず出てくるものです。
生徒さんのものも、もちろん自分のものも。
そことどう付き合うか、これからも試行錯誤していこうと思います。