(ピアノから鍵盤を取り外した状態。写真を上下反転させられず…(`・ω・;;´))
先週ピアノの練習をしていたところ、何やら妙な音が。
低いラの音を弾くと、ごつごつ音が聞こえます。
蓋を開けて中を見てみると、部品の動きがどうもおかしい。
ということで、急遽調律師さんに来てもらいました。
ピアノ内部の管理はピアノという楽器の専門家である調律師さんに全てお任せしています。
見てもらったところ、ピアノの部品がおかしくなったのは、内部の部品が外れてしまっていたためということでした。
その原因は、なんと湿気。
湿度が高くなったことによりピアノ内部の木材が膨張し、はまっていた金属部品が外れてしまったのでした。
(鍵盤が外されたピアノ本体)
レッスン室では暖房器具にファンヒーターを使用しています。
エアコンに比べて部屋が暖まりやすいので使っていたのですが、ファンヒーターは部屋の湿度を急激に上げてしまうそうです。
急な温度や湿度の変化に、木材はとても弱いです。また、結露などの発生によって、金属部品に緑青やサビが浮きやすくなります。
ファンヒーターを使うときは必ず除湿機を併用すること。
湿・温度計で室内の温度と湿度の変化を観察すること。
この2つの点を調律師さんに言われました。
ピアノは大事な楽器なので、真面目に守っています。
そして、除湿機の効果や、ファンヒーターによる急激な湿度上昇に驚いているところです。
これを読んでいる皆様のご自宅にもピアノはありますか?
もし、どうも調子がおかしいと感じていらっしゃるのであれば、ピアノ調律師に相談されることをお勧めします。
調子は悪くないけれど、長年見てもらっていないという方も同様に一度見てもらってください。
ピアノ内部のことはもちろん、ピアノの管理の仕方やピアノを置く場所の環境などの相談にも乗ってくださいます。
内部が複雑な構造のピアノは、それだけデリケートでもあり、まめに手入れすることによって寿命がずいぶん変わってくるそうです。
ピアノは大切な楽器ですから、できるだけ良いコンディションを保ってあげたいですね♪