バッハコンクール予選
先日、新潟で日本バッハコンクールの予選がありました。
生徒さんが参加されたものの、私はレッスンがあって見に行けなかったので、お母様が採点票をコピーして持ってきて下さいました。
コンクールでは、生徒さんの演奏に対して審査員の先生方から講評をいただけます。
お一人ずつ、良かった点や今後の課題などを、点数と共に講評用紙に書いてくださるのです(コンクールによって違いがあります)。
年齢の幼い生徒さんたちは演奏があっという間ですから、その間にポイントをまとめて書くのは大変なことと思います。
でも、持ってきていただいた採点表には、細やかに具体的に講評が書かれていました。ありがたいことですね。
この講評は、生徒さんだけではなく私にとっても今後の課題に繋がるものです。
しっかりと読み込んで今後のレッスンに活かしていこうと思います。
お母様のお話によると、コンクールに参加された生徒さんはしっかり丁寧に弾けていたとのこと。
来週のレッスンの時に、本人からもいろいろと感想を聞いてみようと思います。
ひとまず、お疲れ様でした。よく頑張りましたね。
冬が始まりましたね
新潟市では早くも初雪が降り、いつもの年よりも早く本格的な冬がやってきました。
毎日少しずつ寒くなっているように感じますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
坂場ピアノ教室では少しずつクリスマスの飾り付けを増やし、寒さに縮こまりそうになる気分を盛り上げています。
生徒さんに聞いてみると、11月の最初からすでにクリスマスのプレゼントに何をお願いするか決めている子が多いとのこと。
子供にとっては楽しみな季節で、世界中のサンタさんにとっては大忙しな季節ですね。
今月より新入会の生徒さんがお2人レッスンを始めました。
お2人ともご紹介でのご入会です。
インターネットや教室HP経由でのご入会も嬉しいものですが、縁を繋いでくださる方がいるのはとても嬉しいことです。
毎回のレッスンを楽しみにしてくれているとのことで、1回1回のレッスンを大切に、そして楽しくやっていこうと気持ちを新たにしています。
坂場ピアノ教室では、現在、随時新入会の生徒さんを募集しています。
始めようと思ったときが始めどきです。
いつでもお気軽にご連絡くださいませ。
寒い中やって来られる生徒さんたちを、暖かいお部屋と、楽しいレッスンで心よりお待ちしています。
音楽祭のピアノ
毎日少しずつ寒くなってきて、秋がそろそろ終わりを迎えようとしていますね。
秋になると、各学校では様々な行事がたくさん催されます。
今年は文化祭や合唱祭、音楽祭などでピアノの担当になる生徒さんが多く、レッスンでも時間を割いて見ました。
小学生の生徒さんの楽譜です。
中でも中学生の合唱の伴奏は驚くほどの難しさ。
ピアノ担当を決める際に立候補を募ってオーディションをする学校が多く、積極性も問われているのだなということもうかがえます。
音楽祭でのピアノの経験がきっかけで以前に比べてかなり練習するようになった生徒さんもいて、大きな舞台の経験は生徒さんにとってとても大きな糧になることを実感しています。
花形であるピアノを担当することができるのは、ピアノを習っている醍醐味でもありますね。
オーディションに合格するかどうかはともかく挑戦するということは素晴らしいことなので、できるだけ生徒さんの力になれるようレッスンでも見ますし、応援しています。
もちろん、ピアノだけではなくそのほかの楽器や歌もとても大切なパートです。
音楽をほかの誰かと一生に演奏する楽しさを感じてもらえたら嬉しいと思うのです。
そろそろ紅葉も終わりを迎える頃でしょうか。
いよいよ冬がやって来ますね。
風邪などには気をつけて、あたたかくしてお過ごしください。
ショパン国際コンクールin ASIA
先日、ショパン国際ピアノコンクールin ASIAに当教室の生徒さんが出場するのにともない、前日に行われた公開講座と当日のコンクール見学に行って来ました。
公開講座の先生は、コンクールの審査員として来日しているショパン音楽大学教授のイェジ・ロマニウク教授。
テーマは、美しい音を出すための体の使い方です。
ピアノは指だけで弾くものと思われがちですが、体の重心の取り方や体重の乗せ方がとても重要になってきます。
ロマニウク教授は、肩と指先が直接繋がるような感覚で弾くようにすることと、とにかく不要な動きや力を取り除くことを盛んにおっしゃっていました。
うまく脱力できると、不思議とピアノから出てくる音色が変わるんですよね。
講座を聞いてのメモ書き。字がにょろにょろしていてすみません…
そのほかにも、弾きながら拍をしっかり感じることなど、演奏する人の年代や、弾く作曲家に関係なく有用なお話を聞くことができました。
コンクール当日は、当教室から出場する生徒さんだけではなく、できるだけ多くの方の演奏を聴いてきました。
同じ課題曲でも演奏者によってずいぶん違います。
こういう弾き方もあるのかと大変勉強になりました。
そして聴いていて楽しかったです。素晴らしい演奏を聴かせていただきました。
当教室の生徒さんは全国大会に進むことが決まりました。おめでとうございます。本当によく頑張りました。
コンクールに出場した全ての生徒さん、そして、支えてこられたご家族の皆様、本当にお疲れ様でした。
コンクールは、はっきりとした結果が出るものですが、それはそのコンクールだけの結果であり、その生徒さんの全てを決定づけるものではありません。
コンクールに出場するということは、当日に向けての練習もレッスンも並大抵のことではありませんから、どうしても目に見える結果に気持ちを左右されてしまいますね。
でも、あまり一喜一憂しすぎず、いただいた結果や講評は謙虚に受け止め、次に活かしていけたらいい。
コンクールに出る前よりも何か一つでも成長していたら大成功だと思うのです。
とにかく中身の濃い2日間を過ごすことができました。
吟味して消化し、私自身も次へ活かしていこうと思います。
2017 大人のためのPiano Concert
10月15日(日)に開催した大人の生徒さんの発表会「2017 大人のためのPiano Concert」の様子を教室HPにアップしました。
photo by パツコ
写真も交えて発表会の様子をレポートしています。
どうぞご覧下さい。
↓教室HPはこちらからどうぞ↓
ピアノの調律があったので内部を撮影してみました
今日は年に1回のピアノの調律の日です。
ピアノのメンテナンスは、定期的にピアノ専門の調律師の方にやっていただきます。
音の調整はもちろん、内部のメンテナンス、ピアノを置いている部屋の環境などの相談にも乗っていただけます。
調律師さんに来ていただいたので、内部の写真を撮らせてもらいました。
蓋が閉まっている状態。
鍵盤の蓋のみ開けた状態。
鍵盤の部分を引き出した状態。
普段この姿は見られません。
引き出していただいた時に、思わずおおおと感嘆の声が出ました。
近くで見てみます。
この精密な作り!
美しい音を出す楽器は作りも美しいですね。
横から見た状態。
こういうふうになっているんですね。ほー…
演奏会では蓋を開け、この状態にします。
ピアノの内部を見るとなぜかテンションが高まります。
内部の中心です。
ヤマハさんの意匠でしょうか。素敵ですね。
ほかのメーカーも見てみたいです。
いつも素敵な音楽を奏でてくれてありがとう。
生のピアノは、木を使って作られていることもあり、まるで生き物のようです。
湿度や温度、そして普段どれだけ弾いているかによっても、出てくる響きがずいぶん違います。
毎日弾いていると、その日によってピアノの調子が変わるのがわかるんですよね。
良い響きを保つためにも、定期的なメンテナンスはとても大切です。
調律が終わったあとのピアノの音は、心なしかすっきりクリアになったようです。
大切に弾いていきたいと思います。