poco a poco

新潟市西区にある坂場ピアノ教室のブログです。poco a poco(ポコ ア ポコ 少しずつ)自分のペースで音楽を楽しむ毎日を。

子供の成長の仕方

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レッスンをしていて時々感じることは、生徒さんはある日突然上手になることがあるということ。
先週までのレッスンとは明らかに違う音色や音のなめらかさに、練習方法や練習時間を変えたのか聞いても、首を振るばかり。


不思議だなーそういうこともあるんだねと思っていたのですが、先日、「子供の成長は階段のような線をたどる」という話を聞いて膝を打ちました。


成長していくときはまっすぐ斜めに上がっていくのではなく、平らな線がしばらく続いた後に急に上がる、ということを繰り返すのだそうです。
外側からは何も変わっていないように見える状態がしばらく続いて、内側で起きていた変化がある日一気に目に見えるようになるとのこと。


なるほど。納得です。だから、急に上手になったように感じるんですね。

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「練習してもなかなかうまくならない」
「注意してもなかなかできるようにならない」


大人としても、そして子供本人としても、ため息をつきたくなることがあるかもしれません。
でも、こつこつやっている成果は、目には見えなくても内側に変化をもたらしているんですね。


ある日ぽんと花を咲かせるように、子供が成長の階段を上る日をおおらかに待つことが大事だなと思いました。

ピアノ講師の醍醐味

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ピアノ教室の生徒さんとは、多くが長いお付き合いとなります。
中には10年を超える生徒さんも。
今は高校生、大学生となってしっかりしていますが、初めてピアノを始めたときの幼い面影を忘れることはありません。


始めは真ん中のドから。
指がつぶれないように、猫の手みたいにね。


そうやって教え始めた子たちが、やがて「エリーゼのために」や、「華麗なる大円舞曲」などの曲を弾いている姿を見ると、レッスン中に感動してしまうこともしばしばです。


先日も、小学生の生徒さんが「ブルクミュラー25の練習曲」という教材に入ったのですが、1曲目の「素直な心」を楽しそうに弾いている姿を見て、ちょっと泣きそうになりました。
とっても成長したなあとしみじみしたんです。


ピアノ講師の仕事をしている醍醐味はたくさんありますが、生徒さんの成長を長い時間をかけて見守ることができるのは間違いなく喜びの一つです。
生徒さんがひとつひとつできるようになっていく姿を、大切にしていきたいと思います。

 

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母の日に母に送ったフラワーアレンジメントです。

今、教室の玄関で華やかに咲いています。

体験レッスンQ&A

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体験レッスンで使う教材の一部です。

 

昨日はご姉妹で体験レッスンがあり、即決でご入会していただくこととなりました。ありがとうございます。


坂場ピアノ教室では無料で体験レッスンを行っています。
ピアノ教室を探そうと思っているけれど、教室探しが初めての方もいらっしゃいますよね。
ピアノ教室に限らず、多くの「◯◯教室」というところで行われている体験教室。
今日はQ&A形式で坂場ピアノ教室の体験レッスンについてご説明いたします。


🙂体験レッスンではどのようなことをしますか?
🎹坂場ピアノ教室では、レッスンを受ける方の年齢、これまでのピアノ経験の有無を考慮して、おひとりおひとりに合わせて内容を決めています。
普段のレッスンの縮小版といった感じです。20分ほどのお時間です。
こんな感じでレッスンをしていますよーというのが伝わる内容にしています。
体験レッスン後に、生徒さんとお話を交えながら、生徒さんのご希望をお聞きし、教室の規約についてご説明します。


🙂体験レッスンは受けた方がいいのでしょうか?
🎹体験レッスンは実際の教室で講師のレッスンを体験することができますから、教室や講師の雰囲気を見て、体験して、お話もしてから、入会するかどうか検討することができます。
ピアノ教室は始めると何年もといったケースがほとんどですし、私も生徒さんとは長くお付き合いできればと思っています。
ですから、ご自分のフィーリングや希望に合うかどうかはとても大事ですね。
そして、講師の私の方も、生徒さんがどのようにピアノをやりたいと思っているのかということや、これまでの経験の有無など、実際にお話することによって、ご入会いただいてからのレッスンに活かしていくことができるのです。
様々なメリットがあるので坂場ピアノ教室では体験レッスンを行っていますが、教室によって、体験レッスンをやっているところとやっていないところがあります。
お問い合わせされるときに確認してみてくださいね。


🙂体験レッスンに必要な道具はありますか?
🎹ありません。体験レッスンで使う教材は全てこちらでご用意しますので、手ぶらで来ていただいて大丈夫です。
ピアノの経験がある方には、現在お持ちの楽譜を持って来ていただくことがあります。


😞体験レッスンを受けると入会を断り辛いような気がします…
🎹ご入会されるかどうか、もちろんその場で決めずに帰ってからゆっくりお考えいただいて大丈夫です。
これまで、体験レッスンを受けてからご入会のご連絡をいただくまでの最長の期間は1年です(あのときはとても嬉しかったですね)。
体験レッスンを受けていただいた方の中には、あ、ここはちょっと違うなと思われる方もいらっしゃると思います。その場合は遠慮なさらず、ご自分に合う教室を引き続きお探しくださいね。新潟市内だけでもたくさんのピアノ教室があり、それぞれの先生方が独自の方針で主宰していらっしゃいます。必ずぴったりの教室があるはず。
入り口(教室)は違っても、ピアノを楽しもうとしている方を心から応援しています。


😵体験レッスンは緊張します!
🎹大丈夫です。講師も緊張しています。あ、言ってしまった。
お互い初対面ですから、緊張されている方が多いと思います。(全然平気!という方もいらっしゃるのでしょうね…)
体験レッスンは、普段のレッスン時間よりも多めの時間をお取りしています。
数ある教室の中から、ご縁があって体験レッスンに来ていただくのはとても嬉しいことです。
ゆっくり朗らかにお話できるよう心掛けていますので、どうぞリラックスしてお越しくださいね。


少しでも参考になれば幸いです。
そのほかご不明な点、聞いてみたいことなどがありましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。
もちろん、体験レッスンのお申し込みもお待ちしています!

 

↓お問い合わせはこちらからどうぞ♪

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GW

今日はGWのさなかのレッスンでした。
5連休の途中だからか、生徒さんたちはどこかのんびりほんわりといった様子。
連休や長期休暇中の生徒さんたちは、皆さんどこかゆったりした雰囲気をまとっているので私は好きなんです。


暦通りにお休みの方は、残すところあと2日のお休みですね。
坂場ピアノ教室は火曜日からまた通常レッスンが始まります。
GW中のお話を交えつつ、レッスンしていきたいと思います。

 

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駐車場の片隅にちょこっと小さく咲いているお花を見つけました。

あちこちで青々とした新芽が芽吹いたり、大小様々な花が咲いている素敵な季節が到来しましたね。

草花が萌える季節をゆっくり楽しもうと思います。

ラフォルジュルネ新潟に行って来ました

昨日はぽかぽかと暖かくて良い日和でしたね。
そんな中、最終日のラフォルジュルネ新潟に行ってきました。


今回聴きに行ったのは、燕喜館での最後のプログラムである、西山まりえさんとコリーナ・マルティさんの、バロックハープとリコーダーによる古楽の演奏です。

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重厚な作りの日本家屋。

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門の前にて。

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古楽とは、中世、ルネサンス期、バロック時代に作曲された音楽のことです。
今回は、12世紀から15世紀の曲でプログラムが構成されていました。


そして、なんと「クラヴィシンバルム」という世界最古の鍵盤楽器を復元したものを、コリーナ・マルティさんが演奏されていました(そのほかにリコーダーの演奏もされていました!なんと多才)。

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最古の楽器「クラヴィシンバルム」(撮影許可いただいています)。グランドピアノの大きさと比べると、可愛らしい小さなサイズでした。


少し前まで最古の鍵盤楽器チェンバロと言われていたのですが、マルティさんがパリの図書館で古い記述の中から大発見されたそうです。
燕喜館の和風の建築の中に、中世ヨーロッパの響きが溶け込み、不思議な空間を作り出していました。
音の粒が木の柱や障子、欄間の上でころころと転がって響いているかのよう。
とても美しかったです。


西山まりえさんが演奏されていたのは、バロック・ハープ。
これも復元された楽器ということです。
通常のハープよりもかなり小さめの作りですが、弦をはじくなめらかな指の動きから、切なかったり、踊り出したくなるような楽しさだったりと多種多様な音色が流れ出していました。
天上の音楽と銘打たれていたのも納得です。

 

45分の演奏はあっという間で、なんだか夢を見ていたような心地でした。
素晴らしい演奏会でした。


ラフォルジュルネ新潟の会場となっているあちこちで、チューリップがたくさん飾られていました。

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良い香りと、鮮やかな色。
飲食ブースではお洒落なお店の屋台が並んでいましたよ。
その中を、のんびりと散歩をして帰って来ました。


音楽の祭典、とても楽しかったです。

ラフォルジュルネ新潟

まだまだ肌寒い日もありますが、新緑と日差しがまぶしい季節になりましたね。
今日は気持ち良く晴れ渡っている中、明日から始まるクラシック音楽の祭典、ラフォルジュルネ新潟のチケットを買いにりゅーとぴあへ行って来ました。

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ラフォルジュルネは、3日間にかけてりゅーとぴあ、音楽文化会館、燕喜館と、その周辺で催されるクラシック音楽の一大イベントです。
楽器や演目が多岐に渡るプログラム群で、そのひとつひとつの公演が45分と短く、また安価で世界的な演奏家の演奏を聴くことができます。気軽に楽しめるんですね。
クラシック音楽のコンサートは未就学児の入場をお断りしていることが多いのですが、ラフォルジュルネでは0歳児、3歳児から入れる公演もあります。
ホール以外でもイベントや催し物が予定されていて、年代問わず楽しめるのです。


毎年なぜかGWになると体調を崩す私。
それでラフォルジュルネも何回か機会を逃していて、今年こそはと楽しみにしています。
今回はピアノ以外の楽器の公演を見る予定。
人気公演は売り切れているようですが、当日券もたくさんありますので、興味のある方はぜひ。

↓詳細は公式HPをご覧下さい。

ラ・フォル・ジュルネ新潟「熱狂の日」音楽祭2017 公式 ウェブサイト


今週末からGWに入りますね。
お仕事の方、お疲れ様です。


どうぞ、素敵なGWをお楽しみ下さい。

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庭の八重咲き水仙が綺麗に咲きました。

音楽のとらえ方

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先日生徒さんと、演奏しているときに音楽をどう捉えているかという話になりました。


弾きながら頭の中でドレミと歌っているのか、それとも別の方法なのか。
その生徒さんはドレミではなく、音楽をそのまま感じながら弾いているそうです。
別の生徒さんにお聞きしたら、その方は旋律で感じているそう。


ちなみに私は、色です。音楽を聴くと大体色が浮かびます。様々な色が混じり合った色と、そして手触りのような感触。柔らかいとか、固いとか。
それは自分の演奏だけではなく、他の人の演奏する音楽を聴くときも一緒です。


素晴らしい演奏は、色も感触も、多彩で研ぎ澄まされており、その情報量がとてつもなく多いです。
音に乗ってやって来た情報で、五感が刺激されるという感覚でいます。


楽譜を見て指でピアノの鍵盤で弾く。
ピアノから音が生まれる動作は同じながら、音楽をどう受け止めているかは人によって全然違うんですね。
こういう認知の違いの話が私はとても好きで、またほかの生徒さんにも聞いてみようと思っています。


言葉にするのが難しい、感覚的なお話でした。

つ、伝わるといいのですが…