poco a poco

新潟市西区にある坂場ピアノ教室のブログです。poco a poco(ポコ ア ポコ 少しずつ)自分のペースで音楽を楽しむ毎日を。

成長を育む時間

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もう何年もレッスンに来ている小学生の女の子が、先週から突然敬語になりました。


こういうケースは珍しくありません。
大人に対して自然に敬語を話すという成長が、生徒さんの中で育って花開いたのでしょうね。
何度目にしてもびっくりしますが、生徒さんの成長の証として嬉しく思います。


以前ブログにも書きましたが、子供の成長は階段のような線をたどるそうです。


成長していくときはまっすぐ斜めに上がっていくのではなく、平らな線がしばらく続いた後に急に上がる、ということを繰り返すのだそうです。
外側からは何も変わっていないように見える状態がしばらく続いて、内側で起きていた変化がある日一気に目に見えるようになるとのこと。


ある日生徒さんが突然敬語に変わるというのもこれに当たるのでしょうね。


外側からは何も変わっていないように見える状態というのは、効率やスピードが重視される今の世の中では、じれったく感じられることもあるかもしれません。
でも、ゆっくりゆっくりと成長が進むのをのんびりと待つ時間というのは、かけがえのないものを育むように感じます。


インプットばかりではなく、学んだことを熟成する時間も大切です。
子供に限らず、大人ももちろん当てはまること。
夏休みですから、いつもと違う時間の流れの中に身を置いてみるのもいいですね。

鈴木賢太先生 新潟大学着任20周年記念コンサート

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9月23日(土・祝)に、大学時代の恩師、鈴木賢太先生の新潟大学着任20周年記念コンサート「つむぐ音」が開催されます。
卒業生も含む門下生15名とのコンサートです。
私は今回、幹事の一人として協力させていただいております。


私は鈴木賢太先生に大学の4年間師事し、お世話になりました。
先生はジェントルマンで、音楽に一途で、そして大変に個性が激しく、私たちの学年の研究室生は賢太先生(こうお呼びしていました)が大好きで、熱心にレッスンに通っていました。


卒業後に音楽に関係する仕事に就いた人、新たな分野に進んだ人、様々ですが、賢太先生の元で学んだことは、今でも自分の基礎となって自分自身を支えてくれているように感じています。
研究室でのたくさんの思い出も、かけがえのないとても大切なものです。


私が所属していた新潟大学の芸術環境創造過程は、昨年から新入生の募集が停止になりました。(教員養成の課程で一部残るようです)
新潟で大学における芸術教育の場が限りなく縮小することは大変残念なことですが、鈴木賢太先生をはじめ、音楽科の先生たちがこれまで尽力されてきたこと、そして今も心を尽くして音楽に向き合っている姿に、今回のコンサートで触れられると思います。


とまあ、堅苦しいことは気にせずとも、「つむぐ音」は聴き応えのあるブログラム構成となっております。
鈴木賢太先生のプログラムはショパンのバラード第1番。
賢太先生の演奏は、時に軽やかであり、時に重厚であり、その演奏は固まることなく年々変化を遂げておられるため、コンサートでお聴きするのが毎回の楽しみとなっています。


どうぞ、皆様にも足をお運びいただければ幸いです。


鈴木賢太先生 新潟大学着任20周年記念コンサート「つむぐ音」
2017年9月23日(土・祝) だいしホール 13時開演
全席自由 前売1000円/当日1200円
プレイガイド ヤマハミュージックリテイリング新潟店、コンチェルト、インフォメーションセンターえん(メディアシップ1階)

生徒さんの卒業

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先日、11年教室に通われた生徒さんが受験準備のために卒業されました。


最後にまとめた曲はベートーヴェンの悲愴ソナタ
あんなに小さかった子がこんな曲を弾けるようになったのだなあと、聴きながら胸がいっぱいになりました。


どんな生徒さんとも、いつかは必ずお別れするときが来ます。
教室を離れたあとも生徒さんがピアノを楽しく続けられることを願ってやみません。
また、ピアノの技術だけではない、たくさんの種を生徒さんの心に蒔けたらいいなあと思うのです。
そのために、一回一回のレッスンを丁寧に積み重ねていかないとですね。


毎日夏らしい日が続いています。
今週末から子供たちは待ちに待った夏休みですね。
楽しいことたくさんの休みとなりますように。

ピアノのご機嫌

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新潟市はおととい昨日と急激に暑くなりましたね。皆さんいかがお過ごしでしたか。
私は暑いのが苦手なので、今日少しだけ気温が落ち着いてほっとしています。


その暑いさなかレッスンに来た生徒さんが、「自宅のピアノの音が重かった」という話をしていて、面白いなと思いました。


生のピアノは木と金属でできていますので、実は毎日音の調子が違います。
音がとても良く鳴る日があると思ったら、もそもそした音しか出ない日があったり、からっとした音になったり、なんだか重かったり。


どうやら、人間と同じように機嫌がいい日と悪い日があるようなんですね。
湿度と気温が関係しているのではないかと思われます。
弾いているこちらの体調も関わっていることでしょう。


「今日はご機嫌に歌ってるなあ」とか「おっ、今日は眠そうだ」みたいに、その日その日のピアノの様子を感じながら弾くのも楽しいです。

長期お休み後のレッスン再開

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今月、レッスンを数ヶ月お休みしていた2人の大人の生徒さんが、レッスンを再開されました。


大人の場合、お仕事やご家庭の都合などでレッスンに通うことが難しくなる場合も多々あります。
お休みをきっかけになかなか戻れない、ということも。


ですからレッスン再開のご連絡をいただくと、とても嬉しいですし、ありがたいです。
そして、生徒さんたちが、ピアノを通して音楽を楽しむお手伝いを丁寧にやっていきたいと思うのです。


坂場ピアノ教室では、通常年間44回のレッスンのコースのほかに、月3回、月2回のコースも設定しています。
ピアノをやってみたいけど、毎週レッスンに通うのは難しいな…という方はどうぞご検討下さいませ。

 

↓レッスンの詳細、お問い合わせは教室HPからどうぞ↓

ホーム - 坂場ピアノ教室

 

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各地で大雨になっていますね。先日の新潟での大雨もハラハラしていました。
九州豪雨で被害に遭われた皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。


そして、今年は猛暑になるという予報だそうで…
水分補給、食事、睡眠、大事ですね。
体調管理に気をつけ、これからやって来る本格的な夏を乗り切りたいと思います。

7月に入りましたね

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6月最終週の平日のレッスンはお休みをいただき、昨日よりレッスンを再開しました。


休み中は少し遠出をしたり、友人たちと会ったり、1日かけてゆっくり買い物をしたり、大掃除をしたりと、長めの休みにしかできないことしてのんびりしておりました。


休み明けの昨日土曜日のレッスンは、不思議と生徒さんたちが皆さんいつもより楽しそうで、笑うことのとても多い1日となりました。
私も楽しい気持ちでレッスンをしていました。

 

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生徒さんが持ってきた小さなジジと、レッスン室にある大きなジジでの2ショット。


こういうふうに、楽しそうな生徒さんが多かったり、反対に、眠そうだったり疲れてそうな生徒さんが多かったりと、生徒さんの調子が揃う日が時々あるんですよね。


いろんな調子の日がありますが、その時々に合わせたレッスンできたらいいなと思っています。


7月に入りましたが、梅雨らしく雨の多い日が続いていますね。
この時期ならではの雨の風情を楽しみながら夏を迎えようと思います。

踊り始める子が多いです

最近気付いたことなのですが、うちの教室、踊り始める子が多いです。

 

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新版 みんなのオルガン・ピアノの本3 (ヤマハミュージックメディア)

「かわいいミュゼット」挿絵より


新しい曲に入るときに私が1回お手本で弾くのですが、そのときに曲に合わせて踊り始めます。
ざっと思い浮かべただけで7、8人の子が踊ります。


これを読んでいる先生方のところの生徒さんたちはいかがでしょう?


レッスンでやる曲は、踊りの曲がとても多いんですね。
音楽を聴いて踊りたくなる気持ちはとても素敵なことだと思っているので、踊るに任せています。
(本当は、手の動きとか、楽譜とかを見てもらった方がいいのかもしれませんが…)


音楽って、きっとこういう体の動きの衝動で生まれたところもあるのでしょうから、それを子供たちは体現しているのかもしれませんね。


今日もレッスン室では子供たちが踊っています。