子供たちは好奇心旺盛ですので、普段から疑問がいっぱいです。
「どうしてこれはこうなの？」
「こうなったらどうなるの？」
「あれはなに？」
レッスンを進めつつもできるだけ丁寧に疑問に答えるようにしていますが、
実は答えるよりも大切にしていることは、子供たちが投げかけてくる疑問を馬鹿にしたり叱ったりしないことです。
時折子供は、こちらが思いもよらないような疑問を口にすることがあります。
大人であれば当然知っていることだったり、配慮に欠けるものであることもあります。
それを馬鹿にしたり、いきなり叱ってしまったりすると、子供は疑問を言葉にしなくなるんですよね。
私自身が子供の頃に大人からそういう対応をされたことがあり、
疑問を口にするのが恥ずかしくなってやめてしまった経験があります。
空気をよく読む子供だったので、大人が欲する言葉というものを選んで口にしていました。
子供は大人をよく見ていますから、大なり小なりそういう子供さんは結構いるのではないかと思います。
でも、それは子供にとっては窮屈な話ですよね。
ご家庭のほかにも自分の考えていることを否定せずに聞いてもらえる場所があるなら、
それはほっとできることだと思うのです。
配慮が足りないものであるならば、その理由をきちんと伝えることもまた大切なことです。
自分が思っていることを口にしても大丈夫という安心感を生徒さんたちに持ってもらうこと。
レッスンの場においては欠かせないものと捉えています。
それは、生徒さんとの信頼関係にも繋がることですので。
完璧にはなかなか難しいものではありますが、生徒さんが発言しやすい場所であるよう
できるだけ心掛けていようと思っています。
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