poco a poco

新潟市西区にある坂場ピアノ教室のブログです。poco a poco(ポコ ア ポコ 少しずつ)自分のペースで音楽を楽しむ毎日を。

ペダルの踏み方

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レッスンで、あるいは自分で弾くときでも、ペダルにはいつも苦労させられます。
まず、楽譜の出版社によってペダルの表記が違います。
それは編集者の解釈の違いなのですが、どれを採用するか、自分で確かめて選択していかなければなりません。

また、どのくらいの深さで踏むかや、踏むタイミングのちょっとした違いが、曲全体の雰囲気を左右します。

自分で弾くときと、生徒さんに弾いてもらうときと、ペダルの踏み方を変えることも多いです。
その人の音色によって、合うペダルの踏み方が違うからです。

そして一歩進んでさらに混乱を招くのが、ピアノの種類によっても踏み方をコントロールしなければならないこと。
いつも練習している自分のピアノ。レッスンで使うピアノ。発表会やコンクールで弾くピアノ。
どれもピアノの個性によってペダルの効きが違ってきます。
ある程度難しい曲を弾けるようになったら、耳で聞きながらその場の響きに合わせてペダルの踏み方も調整していく必要があります。

王道のペダルの踏み方はありますが、それ以外はすべて手探り。
ピアノのペダリング、とても奥深い道です。