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poco a poco

新潟市西区にある坂場ピアノ教室のブログです。poco a poco(ポコ ア ポコ 少しずつ)自分のペースで音楽を楽しむ毎日を。

アリス=紗良・オットピアノリサイタル

先日、りゅーとぴあで開催された「アリス=紗良・オットピアノリサイタル」に行って来ました。

アリス=紗良・オットさんは1988年生まれの若いピアニストです。しかもとても美人。
10代の頃から注目されていましたが、生演奏を聴くのは今回が初めて。
先日テレビで特集されていたこともあってか、席がほぼ満席状態でした。

まず目につくオットさんの面白いところは、プログラムやフライヤー(チラシ)の写真がクラシックの演奏者らしくないところにあります。
クラシックの演奏者は大体ドレスかタキシード、あるいはそれに似たもので写真を撮ることが多いのですが、オットさんはむしろポピュラー音楽のアーティストに近いです。
今回のプログラムも、皮のパンツスタイルでした。

プログラムは、「愛の夢」や「ラ・カンパネラ」といったとても有名なものから、バッハやリストなどの難しい技巧を必要とされるものまで、とてもどっしりした重厚感のある構成になっていました。
舞台上に登場したオットさんは線の細い雰囲気。よく見てみると、裸足(!)です。

演奏は、その外見からは想像もできないほどパワフルで情熱的で、そして虹色の宝石のような繊細な音が素晴らしかったです。
オットさんは、演奏の最中に時折色んな所を見ます。彼女が何を見ているのかはわかりません。でも、その姿を見ていた私には、ピアノから広がる音の世界が彼女には見えているのかもしれない、と思えました。
真相はいかに。

プログラムの前半の最後、バッハのシャコンヌで、私はクラシックのコンサートで初めて涙しました。
敬虔な祈りのような感情が、心に迫ってきたように感じられたからです。

最後まで全く集中の途切れることのない素晴らしい演奏会でした。
やっぱり生の演奏に勝るものはありません。
演奏者と同じ空間を共有することの特別感は、実際に体験するとやみつきになりますね。
また折を見てコンサートに足を運ぼうと思います。