ピアノの先生をやっているとよく耳にするのが、「生徒が練習をしない」ということです。
これは、ピアノに携わっている人にとって永遠の命題なのではないかと思います。
長年ピアノを続けてきて思うのは、練習が好きで好きでしょうがない人というのはとても少ないということです。
ここで告白しますと、私も練習が好きではありません(言ってしまった)。
でも、練習が好きじゃないからと言って、ピアノが嫌いかというとそうでもないんですね。
ここからもわかるように、練習するかどうかということに、ピアノの好き嫌いはそれほど大きく影響してはいないんですね。
それなら、練習をする人としない人では何が違うのか。
それは、練習が習慣になっているかどうかということです。
朝起きたら顔を洗う。
ご飯を食べたら歯を磨く。
夜○時になったらお風呂に入る。
そんな生活習慣の中に、ピアノの練習の時間も入れてしまいます。
夕飯の前に10分弾く。
遊びから帰って来たらピアノを弾く。などなど。
最初はほんの数分からでも構いません。
練習することが当たり前になってしまえば、自然と足がピアノに向かい、お家の方が練習するようにがみがみ言わなくても自分から練習するようになります。
ほかにも生徒さんが練習をするようになる工夫はたくさんありますが、まずは何よりも習慣化。
ピアノの練習以外にも活用できる、お勧めの方法です。