poco a poco

新潟市西区にある坂場ピアノ教室のブログです。poco a poco(ポコ ア ポコ 少しずつ)自分のペースで音楽を楽しむ毎日を。

次回の発表会日程

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坂場ピアノ教室の次回の発表会の日程です。

 

🎹大人の生徒さん
2017年10月15日(日)14時30分開演予定
スガマタスタジオ
※入場は関係者のみとさせていただきます

 

🎹高校生までの生徒さん
2018年4月1日(日)14時開演予定
黒埼市民会館ホール
入場無料

 

高校生までの生徒さんには、本日より発表会のご連絡のお便りを配布いたします。

 

発表会は、舞台の上に立ち、人前で演奏をするという貴重な経験ができるまたとない機会です。
生徒さんたちの成長を見守る保護者の皆様にとっても、発表会という特別な場所で聴く演奏は、何物にも代えがたいものですね。

 

生徒さんと、保護者の皆様にとって、素敵な発表会になるよう準備していきたいと思います。

 

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今日から6月ですね。

花の美しい季節です。

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皆様にとって素敵な6月となりますように。

 

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「忙しくて練習ができなかった」という理由

ピアノは毎日練習することが一番の上達方法ですが、生徒さんたち全員が、常に毎日練習して来れるわけではありません。
学校の勉強や部活、行事、他の習い事、大人の生徒さんの場合は仕事やご家庭のことなど、様々なことがありますから、忙しくて練習できない日ももちろんありますよね。


生徒さんが練習をして来なかった理由として一番多く挙がるのが「忙しくてできなかった」です。
ピアノ講師を始めて14年、いろんな生徒さんからこの理由を聞いてきました。


大人の生徒さんの場合、この「忙しい」には切実さがありますので、練習などのペースは全てご本人にお任せして、私はレッスンする曲の難易度に気を配るようにしています。


子供の生徒さんの場合、学校での運動会や学園祭などの行事、定期テストが間近になると、どうしてもそちらの方に時間を取られてピアノの練習まで手が回らないことがあります。
年齢が小さい生徒さんですと、ご家族の方がお仕事の繁忙期に生徒さんの練習を見てあげられず、練習しないまま日にちが経っているときもあります。
習い事をたくさんしている生徒さんですと、課題が多かった週にはピアノの練習がなかなかできなかったりするときもあるようです。


こういった場合は、行事が終わって平常通りになるのを待ったり、短くても練習できる時間を確保できないか保護者の方も交えて話し合ったりと、その生徒さんに合わせた対策を取るようにしています。


ですが、生徒さんやご家族の方と話をしていて、特にこれといった大きな理由なく「忙しくて」という言葉が出てくるとき、私は一度立ち止まってみることにしています。
生徒さん本人にもはっきりと掴めていない他の理由が隠れていることがあるからです。
それをなんとなくの「忙しくて」に集約してしまっているんですね。


まず考えられることは、今やっている曲の練習の仕方がわからないとき。
新しく出された曲を家に持って帰ったとき、リズムや音読みに引っかかると、そこから先に進めなくて止まってしまうんですね。
その場合は、レッスン内でその生徒さんが引っかかってしまったところを一緒にやり、家でも一人でできるように効果的な練習方法を教えるようにしています。


次に考えられることは、今やっている曲があまり好きではないとき。
生徒さんたちの、好きな曲とそうでない曲の進み具合の違いには、目を瞠ることがあります。
好きじゃない曲を熱心に練習する気になれないのは、しょうがないことですね。
かと言って、好きな曲ばかりではテクニックのつき方に偏りが出ますから、好きではない曲に関しては重要なテクニックができたらさらっと終わらせるなどして、バランスを取るようにしています。

 

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レッスンノートの中にある練習カレンダーに、練習をした日に印をつけ、練習マスに色を塗ってもらっています。

練習したことが目に見え、シールなどのご褒美があるとやる気が増す生徒さんが多いです。


ほかにも、練習ができない、練習をしてこない理由は生徒さんによって本当に様々です。
生徒さんとお話しし、理由に合わせて変えられることがあれば変え、対策を練るようにしています。


毎日練習するのはとても大切なことです。

ですが、そうでなくてものんびりと自分のペースで練習し、ピアノを楽しんでいる生徒さんもいますから、「なにがなんでも毎日練習!」というのを押し付けることは、また違うかなと思っています。


それぞれの生徒さんの生活のペースや性格、得意不得意を考慮しつつ、無理なく楽しい気持ちでピアノを続けられるようレッスンを工夫していこうと思っています。

子供の成長の仕方

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レッスンをしていて時々感じることは、生徒さんはある日突然上手になることがあるということ。
先週までのレッスンとは明らかに違う音色や音のなめらかさに、練習方法や練習時間を変えたのか聞いても、首を振るばかり。


不思議だなーそういうこともあるんだねと思っていたのですが、先日、「子供の成長は階段のような線をたどる」という話を聞いて膝を打ちました。


成長していくときはまっすぐ斜めに上がっていくのではなく、平らな線がしばらく続いた後に急に上がる、ということを繰り返すのだそうです。
外側からは何も変わっていないように見える状態がしばらく続いて、内側で起きていた変化がある日一気に目に見えるようになるとのこと。


なるほど。納得です。だから、急に上手になったように感じるんですね。

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「練習してもなかなかうまくならない」
「注意してもなかなかできるようにならない」


大人としても、そして子供本人としても、ため息をつきたくなることがあるかもしれません。
でも、こつこつやっている成果は、目には見えなくても内側に変化をもたらしているんですね。


ある日ぽんと花を咲かせるように、子供が成長の階段を上る日をおおらかに待つことが大事だなと思いました。

ピアノ講師の醍醐味

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ピアノ教室の生徒さんとは、多くが長いお付き合いとなります。
中には10年を超える生徒さんも。
今は高校生、大学生となってしっかりしていますが、初めてピアノを始めたときの幼い面影を忘れることはありません。


始めは真ん中のドから。
指がつぶれないように、猫の手みたいにね。


そうやって教え始めた子たちが、やがて「エリーゼのために」や、「華麗なる大円舞曲」などの曲を弾いている姿を見ると、レッスン中に感動してしまうこともしばしばです。


先日も、小学生の生徒さんが「ブルクミュラー25の練習曲」という教材に入ったのですが、1曲目の「素直な心」を楽しそうに弾いている姿を見て、ちょっと泣きそうになりました。
とっても成長したなあとしみじみしたんです。


ピアノ講師の仕事をしている醍醐味はたくさんありますが、生徒さんの成長を長い時間をかけて見守ることができるのは間違いなく喜びの一つです。
生徒さんがひとつひとつできるようになっていく姿を、大切にしていきたいと思います。

 

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母の日に母に送ったフラワーアレンジメントです。

今、教室の玄関で華やかに咲いています。

体験レッスンQ&A

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体験レッスンで使う教材の一部です。

 

昨日はご姉妹で体験レッスンがあり、即決でご入会していただくこととなりました。ありがとうございます。


坂場ピアノ教室では無料で体験レッスンを行っています。
ピアノ教室を探そうと思っているけれど、教室探しが初めての方もいらっしゃいますよね。
ピアノ教室に限らず、多くの「◯◯教室」というところで行われている体験教室。
今日はQ&A形式で坂場ピアノ教室の体験レッスンについてご説明いたします。


🙂体験レッスンではどのようなことをしますか?
🎹坂場ピアノ教室では、レッスンを受ける方の年齢、これまでのピアノ経験の有無を考慮して、おひとりおひとりに合わせて内容を決めています。
普段のレッスンの縮小版といった感じです。20分ほどのお時間です。
こんな感じでレッスンをしていますよーというのが伝わる内容にしています。
体験レッスン後に、生徒さんとお話を交えながら、生徒さんのご希望をお聞きし、教室の規約についてご説明します。


🙂体験レッスンは受けた方がいいのでしょうか?
🎹体験レッスンは実際の教室で講師のレッスンを体験することができますから、教室や講師の雰囲気を見て、体験して、お話もしてから、入会するかどうか検討することができます。
ピアノ教室は始めると何年もといったケースがほとんどですし、私も生徒さんとは長くお付き合いできればと思っています。
ですから、ご自分のフィーリングや希望に合うかどうかはとても大事ですね。
そして、講師の私の方も、生徒さんがどのようにピアノをやりたいと思っているのかということや、これまでの経験の有無など、実際にお話することによって、ご入会いただいてからのレッスンに活かしていくことができるのです。
様々なメリットがあるので坂場ピアノ教室では体験レッスンを行っていますが、教室によって、体験レッスンをやっているところとやっていないところがあります。
お問い合わせされるときに確認してみてくださいね。


🙂体験レッスンに必要な道具はありますか?
🎹ありません。体験レッスンで使う教材は全てこちらでご用意しますので、手ぶらで来ていただいて大丈夫です。
ピアノの経験がある方には、現在お持ちの楽譜を持って来ていただくことがあります。


😞体験レッスンを受けると入会を断り辛いような気がします…
🎹ご入会されるかどうか、もちろんその場で決めずに帰ってからゆっくりお考えいただいて大丈夫です。
これまで、体験レッスンを受けてからご入会のご連絡をいただくまでの最長の期間は1年です(あのときはとても嬉しかったですね)。
体験レッスンを受けていただいた方の中には、あ、ここはちょっと違うなと思われる方もいらっしゃると思います。その場合は遠慮なさらず、ご自分に合う教室を引き続きお探しくださいね。新潟市内だけでもたくさんのピアノ教室があり、それぞれの先生方が独自の方針で主宰していらっしゃいます。必ずぴったりの教室があるはず。
入り口(教室)は違っても、ピアノを楽しもうとしている方を心から応援しています。


😵体験レッスンは緊張します!
🎹大丈夫です。講師も緊張しています。あ、言ってしまった。
お互い初対面ですから、緊張されている方が多いと思います。(全然平気!という方もいらっしゃるのでしょうね…)
体験レッスンは、普段のレッスン時間よりも多めの時間をお取りしています。
数ある教室の中から、ご縁があって体験レッスンに来ていただくのはとても嬉しいことです。
ゆっくり朗らかにお話できるよう心掛けていますので、どうぞリラックスしてお越しくださいね。


少しでも参考になれば幸いです。
そのほかご不明な点、聞いてみたいことなどがありましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。
もちろん、体験レッスンのお申し込みもお待ちしています!

 

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GW

今日はGWのさなかのレッスンでした。
5連休の途中だからか、生徒さんたちはどこかのんびりほんわりといった様子。
連休や長期休暇中の生徒さんたちは、皆さんどこかゆったりした雰囲気をまとっているので私は好きなんです。


暦通りにお休みの方は、残すところあと2日のお休みですね。
坂場ピアノ教室は火曜日からまた通常レッスンが始まります。
GW中のお話を交えつつ、レッスンしていきたいと思います。

 

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駐車場の片隅にちょこっと小さく咲いているお花を見つけました。

あちこちで青々とした新芽が芽吹いたり、大小様々な花が咲いている素敵な季節が到来しましたね。

草花が萌える季節をゆっくり楽しもうと思います。

ラフォルジュルネ新潟に行って来ました

昨日はぽかぽかと暖かくて良い日和でしたね。
そんな中、最終日のラフォルジュルネ新潟に行ってきました。


今回聴きに行ったのは、燕喜館での最後のプログラムである、西山まりえさんとコリーナ・マルティさんの、バロックハープとリコーダーによる古楽の演奏です。

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重厚な作りの日本家屋。

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門の前にて。

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古楽とは、中世、ルネサンス期、バロック時代に作曲された音楽のことです。
今回は、12世紀から15世紀の曲でプログラムが構成されていました。


そして、なんと「クラヴィシンバルム」という世界最古の鍵盤楽器を復元したものを、コリーナ・マルティさんが演奏されていました(そのほかにリコーダーの演奏もされていました!なんと多才)。

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最古の楽器「クラヴィシンバルム」(撮影許可いただいています)。グランドピアノの大きさと比べると、可愛らしい小さなサイズでした。


少し前まで最古の鍵盤楽器チェンバロと言われていたのですが、マルティさんがパリの図書館で古い記述の中から大発見されたそうです。
燕喜館の和風の建築の中に、中世ヨーロッパの響きが溶け込み、不思議な空間を作り出していました。
音の粒が木の柱や障子、欄間の上でころころと転がって響いているかのよう。
とても美しかったです。


西山まりえさんが演奏されていたのは、バロック・ハープ。
これも復元された楽器ということです。
通常のハープよりもかなり小さめの作りですが、弦をはじくなめらかな指の動きから、切なかったり、踊り出したくなるような楽しさだったりと多種多様な音色が流れ出していました。
天上の音楽と銘打たれていたのも納得です。

 

45分の演奏はあっという間で、なんだか夢を見ていたような心地でした。
素晴らしい演奏会でした。


ラフォルジュルネ新潟の会場となっているあちこちで、チューリップがたくさん飾られていました。

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良い香りと、鮮やかな色。
飲食ブースではお洒落なお店の屋台が並んでいましたよ。
その中を、のんびりと散歩をして帰って来ました。


音楽の祭典、とても楽しかったです。